どんな時に使う?
システムに不具合が見つかり、想定している手順では使えない状況が発生することがあります。そのような状況でも、システムを使い続けるために回避策を探すことがあります。回避策は操作手順以外にも、API 呼び出しという文脈でも使われることがあります。例えば、次のような状況です。
- 重大な不具合に対する回避策が見つかった。
- ライブラリの不具合に対して、回避方法を探しています。
今回は、この「不具合」という単語を学習しましょう。
「回避策、回避方法」は "workaround"
先の例を使って、英語での表現を見ていきましょう。
例1
日本語
重大な不具合に対する回避策が見つかった。
英語
A workaround has been found for the critical bug.
例2
日本語
ライブラリの不具合に対して、私たちは回避方法を探しています。
英語
For the bug of the library, we are looking for a workaround.
実践編
実践1
Storing Objects in HTML5 localStorage https://stackoverflow.com/questions/2010892/storing-objects-in-html5-localstorage
原文(一部抜粋)
Is there an easy workaround?
和訳
簡単な回避策はありますか?(注:localStorage に JavaScript のオブジェクトを保存できないという問題に対して)
実践2
JavaScript global variable workaround https://stackoverflow.com/questions/51479100/javascript-global-variable-workaround
原文(一部抜粋)
I've been trying to find a simple workaround that doesn't involve cookies.
和訳
クッキーが関与しない簡単な回避策を探し続けています。
さいごに
今回は「回避策、回避方法」という単語を学習しました。単語そのものが状況を簡潔に説明してくれる傾向にあるので、覚えていると非常に便利です。問題を「回避する」という動詞では「prevent」や「work around (the issue)」などとも表現することができます。名詞もしくは動詞、まずはどちらかの表現を覚えましょう!