書籍レビュー:フロントエンド開発入門

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フロントエンド開発入門を読んでみました。印象に残った内容を書き残しておきます。

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2章 – フロントエンドエンジニアに求められるスキル

  • Web という変化の速い環境下において、開発者は、必要に応じて適切な情報を収集し、技術を習得できればよい。常にフレームワークの変更に追従することに価値の本質はない。(開発者は解決策を生み出すことに価値を見出す必要がある。)

3章 – フロントエンドにおける一般的なツール群

  • webpack では、モジュール化されたスクリプトファイルを結合し、ES Module をサポートしていないブラウザでも ES Module をサポートしているように振る舞わせることができる。
  • 仮想 DOM とは、インメモリ上に展開されたツリー構造のオブジェクトである。UI の変更が発生するタイミングで、ブラウザ上で展開されている DOM との差分を検知し、差分のみを実際の DOM に適用する。
  • フレームワークの選定では、ユーザー数の多さ、コミュニティの活発さ以外にも、チームメンバーのスキルや親和性(過去の経験で近しい概念を習得しているか等)も考慮すべきである。
  • フロントエンドは仕様変更の多さや技術変遷の速度が速いため、仕様変更のしやすさ(他の技術との置き換えやすさ)は重要である。
  • Redux は、複数のビューにまたがるステートを、Store で一元管理することができる。これによりビューとモデルの疎結合を実現することができる。また、この疎結合により、コンポーネント思考の UI 設計との親和性も高い。
  • ブラウザの CSS 対応状況については、機能のサポート可否は Can I use を、プロパティ対応状況は MDN を、それぞれ参照する。
  • Vue.js の SFC や、Angular では、BEM が解決した CSS のスコープ管理をツーリング側で解決してくれる。また、人手が介在しないので、人為的なミスによるバグの作り込みもない。
  • 静的解析ツールは、コードを実行せずにコードの誤りを予測するものである。事前にコーディングに関するルールを静的解析ツールに反映することで、ソースコードレビューなどで指摘観点を減らすことができる。ルールは開発状況やチームメンバーのスキルに応じて適宜変更を加えていく。ツールには、Prettier、ESLint、HTMLHint、stylelint などがある。
  • ユニットテストを導入することで、リファクタリングを実施した際にも、想定される動作を保てているかを検証することができる。開発当初から高いコードカバレッジを実現することは難しいので、スモールスタートで導入するというのも、ユニットテスト導入の考え方の一つである。

4章 – 開発の現場における仕事の進め方

  • ソフトウェア開発では、最新の技術要素や、フレームワーク、ライブラリを導入することが重要なことではなく、動作するプロダクトをユーザーに提供し続けることが重要である。つまり、変化に柔軟に対応するための解決策を持っている必要がある。

6章 – 設計と実装

  • テストコードからアプリケーションの仕様をハックすることができるため、改修時の確認コストを削減することができる。

7章 – CI/CD によって受けられるメリット

  • CI にテストやリントを組み込むことで、これらの確認行為を機械的に実施できるようになる。これにより、人為的な確認の実施漏れを防ぐことができ、コードの健全性を保つことができる。また、手作業によるコードレビューの手間を省くこともできる。
  • Chrome では、読み込まれた CSS のうち、利用されていないコードのカバレッジを測る機能を提供しており、未使用のコードを調べることができる。

8章 – 解析とモニタリング

  • ソフトウェアをリリースした後にも、ソフトウェアを育てていくことが重要視されている。解析やABテストを実施することで UI まわりの付加価値となり得る機能を検証することができる。

9章 – チーム開発と Web への貢献

  • スクラムにおける振り返りでは、スプリント中の良い取り組みを洗い出し、プロセス改善につなげる行為である。チームを成長に導くための学習サイクルである。

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